肺炎は高齢者にとって致命的な病気です

肺炎による死亡率は70歳を過ぎると増え始め、70歳代後半からは急増してきます。命にかかわる肺炎を防ぐために、

「70歳以上の人はもちろん、少しでも早くから肺炎予防によい生活習慣を身につける事が大切です。」

 

<肺炎予防の6カ条>

 

(1)規則正しい生活を

睡眠は十分に、食事は栄養バランスよく3食きちんと摂り、適度な運動をして体力・免疫力を低下させないこと。過労を避け、ストレスを減らすことも大切です。

 

(2)喫煙者は禁煙を

禁煙は肺の組織を傷つけて肺炎をお越しやすくし、喫煙による免疫力の低下で一層リスクが高まります

 

(3)誤嚥を防ぐ

食事は良い姿勢でゆっくり食べ、意識してしっかり飲み込むようにします

 

(4)口の中を清潔に

口の中の細菌を増やさないため、うがいや歯磨きをしっかりとしましょう 歯間ブラシなどの補助具や口腔洗浄剤を使ったり、歯磨きの後に歯ブラシで軽く舌をかき出すことも効果的です

 

(5)持病(基礎疾患)を治療する

持病のある人はきちんと治療を受け、医師の指導をしっかり守って体調管理をしましょう

 

(6)肺炎球菌ワクチンを接種する

肺炎最大の原因菌である肺炎球菌には、予防のためのワクチンが使えるようになっています

ワクチンには肺炎球菌による肺炎の重症化を防ぎ、死亡率を下げる効果が確認されています。しかし肺炎球菌ワクチンを接種したことがある65歳以上の高齢者はま全体の1割程度に過ぎないのが実情です

 

少しでも体調に変化がありましたら、                          かかりつけ医に相談しましょう