誤嚥性肺炎について ~飲み込む力~

 誤嚥(ごえん)と、食べ物や飲み物が誤って喉頭と気管に入ってしまう状態の

ことです。通常であれば❝咳き込み❞という防御反応で器官の外に食べた物を出そうとしますが、誤嚥に対する防御反応が低下すると誤嚥をしてもむせず肺に細菌が入り肺炎を引き起こすことで誤嚥性肺炎になります。

 

 

~食べる姿勢~

 食事の際、顎を上げる、背もたれにもたれる、背中を丸めるといった姿勢での食事は誤嚥のもととなりますので注意が必要です。背中を伸ばし足の裏は床につけ、あごを引き正しい姿勢での食事を心がけましょう。そしてネバネバした食事やとろみのある食事は誤嚥を起こしにくいといわれています。逆にみそ汁や

みかんなどは誤嚥をひきおこしやすいそうです。

 

 

~身体や喉を鍛える~

 飲み込む力は体力にも深く関わっており病気や手術などで

体力が落ちると誤嚥によって肺炎を引き起こしやすくなりますので

有酸素運動(ウォーキング水泳・縄跳び等)で、体力を落とさないよう心がけましょう。又、苦無く続けられるものとして、喉周辺を鍛える事の出来るカラオケもオススメです。