年末年始の風習の由来と意味

11月に入ると年末年始に向けて、色々忙しくなり気持ち的にも「師走」と言われるように落ち着かなくなる日が多くなりますが、古来からのたしなみの意味を理解しながら心豊かに過ごしましょう。

大掃除

大掃除の由来は、神棚や仏壇の煤(すす)を落として年神様やご先祖様をお迎えする準備を整える「煤払い」だと言われています。たくさんの福を授かりますようにという願いを込めて、1年の汚れを払い清めています。

年越しそば

毎年大晦日には年越しそばを食べるという人も多いことで

しょう。そばを食べるという風習には、「細く長生き出来ますように」という長寿の願いが込められています。

初詣

かつて時計がなかった時代は、日が暮れるまでが一日の終わりであり、夕方日が暮れた後は次の人されていました。つまり大晦日の日は夕方から新年が始まることになっていたようです。年をまたいで一家の安全や健康を祈願するため、一家の家長は大晦日から元旦の朝に掛けて氏神神社に泊まり込みました。これを「とし篭り(としごもり)」と言い、初詣の由来になったと言われてます。

初夢

「一富士、二鷹、三茄子」という言葉は、初夢に見ると縁起が良いとされているものです。富士山のように高い目標を叶え、鷹のように強く自由に大空を羽ばたき、大きなことを「成す(=なす)」という願いからこのように言われるようになりました。